月子堂プロット交換会
プロット一覧
①AとB(※1)が道の曲がり角でぶつかり、互いの荷物がぶちまけられる。
②慌てて拾い集めた結果、とある小物(※2)が入れ替わってしまう。
③返したくてぶつかった道を何度か尋ねるが会えないまま時が過ぎる。
④イベント会場で偶然隣になり、無事交換。からの意気投合。
※1 AとBの性別は書き手に委ねます。恋愛、友情、相方等もお任せします。
※2 マイナーアーティストのライブ限定グッズなど、ファンなら一目見てそれとわかるもの。あまり大量生産されていない(仲間に恵まれにくい)もの推奨。
テーマ 傀儡と自立 ボーイミーツガール
時代背景 現代
キャラ 男性1と女性1 それ以上はお任せで
求める結末 ハッピーエンドがいいですけどどうしてもバッドエンドになるのならそれでも
一人称か三人称か 書きやすいほうで
ジャンル 恋愛
初めてのプロットなので当たった方ごめんなさい
起:僕とヒーローの友達は同級生。あんまり付き合いはないけど僕は友達と仲良くしたい。
承:色々あって僕と友達は仲良くなる。友達は僕が友達のことを「ヒーロー」とことあるごとに言ってくるのが気になってるけど特に理由を聞こうとはしない。
転:なんでヒーローって言ってるのかの種明かし。僕もヒーローになりたいけど恥ずかしいし怖いしできない。友達に「みんなのヒーローになるのは無理でも妹のヒーローにはなれよ。だってお兄ちゃんなんだから」と言われて決心。
結:実は母親のお腹の中にいたのは妹だけじゃなくて妹と弟の双子だった。僕は面食らうけど二人のヒーローになるために頑張ろうと思いつつ、双子に仲間はずれにされないか少し心配。
<登場人物>
僕:小学5年生ぐらい。あんまり活発じゃなくて消極的。お母さんのお腹の中に妹がいるって知って慌ててる。友達をヒーローと言って尊敬してる。
友達:小学5年生ぐらい。普通の子。普通に優しいし勉強も運動もそこそこ。妹に優しい。僕からヒーローと言われるけどなんなのかよくわかんない(でも嫌じゃない)。
僕の母:お腹の中に妹がいる。6ヶ月くらい。バスの中で友達が席を譲ってくれてヒーローみたいだったって僕に聞かせた。
プロット
設楽える 様
執筆
大日本小説委員会 様
・身体の弱い自分を嫌う少女。
・誰も自分に期待しない
・天使から世界をも救いうる力をもらう
・いっそこんな世界滅んでしまえと考える
私のプロットを担当してくれる方へ。
恋愛モノになります。普段から恋愛モノが好きなもので、自然とそうなってしまいました。
もし苦手だったらすいません……。結構しっかり作りこんでしまった感ありますが、大体の流れが沿っていれば大丈夫です。台詞とかも合間に入っていますが、適当に変えてもらって(なんなら無くても)構わないです。
プロットちゃんと作った代わりに登場人物は真っ白なので好きに作ってください笑
では、よろしくお願いします。
【プロット】テーマ『現実と夢、どちらを選ぶか』
主人公は女性。社会人。
1 現実と夢が交錯する。
《現実》
・職場の人(あるいは元彼と何の接点もない人)と付き合っている。ちょうど3年目を迎えるあたり。
・結婚も視野に入るほど、順調そのもの。
・穏やかで優しい今の彼に物足りなさを感じつつ、不満はない。
《夢》
・唐突に昔の彼氏が隣に越してくる。
・元彼とは学生時代のつながり。高校、大学で1度ずつ2回付き合った。大学の時に別れてから1度も会っていない。
・夢の中で、主人公は今の彼とあまり上手くいかず、元彼に未練を感じている。
2 夢を何度も見るうち、主人公は現実と夢が混ざって混乱してくる。
・「どっちが私の本当なの?」「元彼に会わなきゃ平気だよね」と自分に言い聞かせ、やり過ごす。
3 元彼と再会する。
(職場で取引先として。あるいは主人公がよく行く場所で、どうしても関わりを持たなきゃならない人として)
・最初はギクシャクしていたけど、段々と息があってくる。
・元彼と昔付き合っていた頃の、楽しい記憶を思い出す。?『本当は私、まだ好きだったのかな?』と悩み出す。
・主人公の悩んでいる様子をみて、「実はまだ好きだ」と元彼からアプローチを受ける。揺らぐ。
・時期を同じくして、今の彼氏からプロポーズされる。?思わず保留の返事を返してしまう。
4 (今彼、元彼双方をよく知る)友人に相談。
・「あの頃の悲しい思いを忘れたの?」
・「今の彼氏を選ぶなら、穏やかで優しく平穏な日常を送れると思う」「元彼とよりを戻すなら、またもう一度恋するような、楽しく苦しく嬉しく寂しい、そんな夢みたいな日々になるでしょうね」
・「選ぶのは、自分自身」
(以下、2つのラストから1つ選んでください)
5 -1今の彼氏を選ぶ。
・今の彼氏からのプロポーズを受けて、元彼を結婚式に招待する。
・「私は、日常を愛していくわ」
5-2元彼を選ぶ。
・今の彼氏からのプロポーズを断る。
・「たとえいつか、これが苦しい結末を運んでくるとしても」「私は自分の恋心を押し殺すようなことはしたくない」「いつまでも少女のように恋をしたいし、愛されていたい」
プロット
水先れん 様
執筆
設楽える 様
* 大筋
1.
主人公が財布を川に落とし
それを拾おうとして川に落ちる。
川でもがいて抜け出た先は
明らかに現実世界と違う場所。
川から出てくると仮面の男が
話しかけてくる。その男は
「ここは異世界。
夜明けまでに水門に行かないと
帰れなくなるぞ」
と主人公に伝え道案内をする。
主人公の目標は日常への帰還。
2.
仮面の男、ハジメは4歳の息子がいる話をする
それをきっかけにハジメは息子がどうすれば喜ぶかの相談、主人公は進路の相談をするシーンを挟む。またハジメは異世界についての説明と自分が三途の川を渡れないという話をする。
3.
主人公は会話の中でハジメが自身の父であると気づく。主人公は財布から50円を6枚ハジメに渡して「道案内のお礼だ、これで三途の川を渡ってくれ」と伝える。
水門につくと父と最後の会話を交わして主人公は帰還する。
帰還した主人公は母への質問に
父の口癖を答えた。
* 登場人物
主人公
浩介 中学2年、10年前に父を水難事故で亡くしている。進路を父と同じ道に進むかどうかで悩んでいる。
仮面の男
ハジメ、本名は浩一。10年前に亡くなった浩介の父、異世界のルールを知っており息子を生かすべく時間内に水門に導く。彼の記憶は10年前のまま止まっているため主人公が息子の成長した姿であるとは気づいていない。
4歳の息子(浩介)の話をよくする。
* 異世界について
三途の川を渡れなかった死者はここで仮面をつけて暮らしている。仮面をつけていないものは死にかけの生者であり夜明けまでに帰らないと死んでしまう。
プロット
大日本小説委員会 様
執筆
水先れん 様
大学の研究室に所属する主人公が担当教授の不正に気づき、さまざまな圧力にさらされながらも白日の下にさらし、最終的に同じ研究室の異性と結ばれてハッピーエンドになる
◆月子堂プロット交換会
◇プロット(というよりお題です)
・「星空(または流星)」「列車」「鉄塔」の三つのキーワードを入れた短編小説を書いてください。
・こちらからの字数の指定はありません。月子堂さんの指定通り一万字以内でよろしくお願い致します。
◆一言
自分の好きなものが詰まった作品を読んでみたいと思いましたので、
このようなキーワードを指定させていただきました。
ぜひぜひこのプロットを受け取った方には素敵な作品を書いてもらいたいと思います!
そしてもちろん、楽しく書いてください。どうぞよろしくお願いします!
☆ まずはじめに、このプロットをお読みいただいた愛すべき同士(参加者)へ
はじめまして。
今回、月子堂文芸部:プロット交換会へ提出するものは、私の創作メモの奥底においやられていたものです。
もう私には作品として昇華できませんので、ぜひ、あなたの手で素敵な作品に仕上げていただきたく思います。よろしくお願いします。
※ あくまでプロットなので細部の改変大歓迎です。
☆ 世界観
VOCALOIDやVtuberといったコンテンツが下火になった近現代
☆ あらすじ
主人公は、ミュージシャンを目指してド田舎から都会に出てくる。
しかし歌手発掘オーディションには予選落ち。路上で歌っても見向きもされない。
そんな中、ゴミ捨て場で「とある機械」を拾う。
「とある機械」は数十年前大ヒットしたもので、これを使ってたくさんのミュージシャンが世に出ていったものだった。
主人公はほんの好奇心で「とある機械」を使い、キャラクター(主人公と性別は反対)を制作、自作の曲をアップロードする。するとそれはたちまち人気になった。
しかし、キャラクターを使って曲をアップすると売れるのに、自分が歌うと売れない。それどころか“キャラクターの二番煎じ”と否定される。
起承転結の、転結部分はお任せいたします。
☆ 主人公
見た目は平々凡々な人。いわゆるぱっとしない、冴えない印象を持たれがち。
兄or姉or弟or妹がいて、よく比較されがち(より地味)
☆ とある機械
イメージ的にはVtuber向けのアプリ。好きな顔やスタイリングでキャラデザを作って、い感じにネットにつなぐと、簡単にVtuberデビューできる……みたいな。機械音声付き(VOCALOIDみたいな)のものもある。
プロット
餅擬き 様
執筆
星帆鈴 様
近未来ファンタジー。アメリカかイギリス。
近年CNT筋繊維のお陰でサイボーグの普及が急速に進んだ。
AIではなく、人間の脳を持つサイボーグだからこそ敵味方を分け攻撃することができるからである。
サイボーグは特に医療や介護面での活躍が増えていき、今後AIの普及は減っていく世の中になっていく。
人間×機械のお話。楽しい。
サイボーグだから感情も痛覚も感覚も抑制出来るのに、抑制せずに生きてる人達もいるしこんなご時世だからサイボーグも人間として生活してたり。
元は人間なんだし当たり前だろって感じ。
けどやっぱり彼等を武器やら兵器としてみる人間もいてそう。それはしゃーない。
●キャラクター
▶︎ジェイコブ・シンプソン
元は傭兵をしていた現在サイボーグの男。愛称『ジャック』。
元は感情豊かな男だったが現在は全感覚、感情を抑制している。
仕事中の不慮な事故で壊れた腕を修理する為に整備士をしているシュウの父を訪ねに行ったところでシュウを見かける。
初めは人懐こいなとか子どもっぽいとか思っていたが接していくうちに惹かれていくのを彼は知らない。
抑制装置が治ってもシュウに対する気持ちが何か可笑しいことに気が付きながらもそれを治す様にとシュウの父のところへ通っている
一人称は俺。身長は180後半で意外とむきむきしてそう。アッシュグレーの短髪にダークブルーのお目目。
▶︎シュウ・クリューゲル・ヤガミ(八神・クリューゲル・愁)
ハイスクールに通う高校生。パルクールが大好きで動画を撮ったりする。
生身の人間なのだが身体能力が高く実はサイボーグではと疑われていた時期がある。
結構適当で自分の世界に生きているが意外と他人至上で自己犠牲が多い。
先天性無痛無汗症故に家族からはパルクールを止められているが今後ともやめる予定はない。
整備士をしている父の元にやって来たジェイコブことジャックに一目惚れしてしまった恋する女の子。
一人称は私。身長は170cm。黒髪に紫のインナーカラーの入った髪とスカイブルーのお目目。
▷ソウイチロウ・ヤガミ(八神・総一郎)
愁の父親。サイボーグや他AIロボットなどの整備や制作などを行なっているロボット工学者。
本来は義手や義足を作っていたが、さらなる高みを目指すためにロボット工学に手を伸ばしてそのまま制作、整備などの技術を高めていった。
ちなみに日本では剣道の有段者として名を馳せていたらしい。
一人称は僕。身長は170後半で黒髪に焦げ茶色のお目目の物腰柔らかいパパ。
▷グレイ・クリューゲル・ヤガミ(八神・クリューゲル・グレイ)
愁の母親。ロボット工学を勉強していたところに総一郎と出会い恋に落ちる。
現在は整備士として学者として妻として夫をサポートしている。
シュウが心配なあまりに少し過保護気味で厳しすぎる面もあると少し反省している。
一人称は私。身長は170前半でプラチナブロンドに綺麗な青色お目目のちょっと厳しいけど優しいママ。
▷カーター・リー・シモンズ
ジャックの同僚で痛覚抑制のみを施しているサイボーグ。
元軍人だったがとある事故で下半身と左腕を無くしてしまった。
抑制装置が壊れたというジャックの愚痴をよく聞きつつも次第に会話の内容がシュウばかりになっていくのに気が付いてこれはもしやと思い始める。
一人称はオレ。身長は180前半。黒人で格好ハイテンションな男、
●前提
3XXX年、激化する内戦を鎮静させる為にサイボーグ兵士として働いていたジェイコブがその仕事中に両腕を壊してしまう。
壊れてしまった腕を修繕する為にその街で一番優秀だと言われるサイボーグ整備士であるソウイチロウ・ヤガミの元へ訪れたジェイコブはシュウと出会う。
修理の為、ほぼ毎日ヤガミ家へ通いつめていたジェイコブは次第に、無いはずの心臓に熱が集まるような感覚を覚えていった。
●流れ
ヤガミ家へ通い詰めていくジェイコブはその熱を不審に思いながらソウイチロウや同僚のカーターに相談をする。
だが、特定の場面でしか感じられないそれは故障などでは無いと言われ、さらには二人からそれは何かと考えろ、と言われてしまう始末。
ある日街を歩いていたジェイコブの眼にとまったのはパルクールの練習をしているシュウとその仲間達。
異性と距離近く、笑顔で会話をしている彼女へなんとも言えぬ感情が湧き上がり、思わず彼女に声をかけてしまう。
笑顔で自分に駆け寄る彼女に安心感と、幸福感を感じるが、彼は今だにその感情を理解できずにいた。
修理も終盤を迎える頃、後少しでヤガミ宅に来なくなる事に寂しさを感じるジェイコブはソウイチロウに感情抑制を強めて欲しいと頼む。
ソウイチロウはその言葉を聞き、本当に後悔しないのかジェイコブに問いただし最後には渋々了承するが、それは最終日にする。今日は家に泊まってくれと言われる。
夫婦で出かける為に娘一人になってしまうのが不安だからという理由を聞きジェイコブも二つ返事をした。
だが二人きりの状況に居ても立っても居られないジェイコブ。話の輪を広げてくれるシュウに無愛想な態度しか取れない事にも悶々としていた。
就寝前、シュウに呼び止めら、「好きです」と言われてそのまま部屋に逃げ込まれてしまった。
一体どういう状況なのか落ち着こうとするも、その心臓が、騒がしく高鳴る感覚に答えを見つめ、彼女の部屋へ向かい、返事をした。
タイトル:未定(お任せします!)
キーワード:冒険 夏 絆 友達
あらすじ:
数か月前に転入してきた美和は、クラスになじむことができなかった。
光希はそんな美和のことを気にしつつも、話しかけるきっかけを掴めない。
ある日、光希は公園でひとりぼんやりとしている美和を見かける。
もうすぐ夏休み。
気付けば光希は、美和をひと夏の冒険に誘っていた。
登場人物:
・岡本 光希(おかもと こうき) ♂・11歳
クラスではあまり目立たないタイプ。
母が仕事で忙しいため家事をしているしっかり者。
優しい性格で、困っている人は放っておけない。
・野村 美和(のむら みわ) ♀・11歳
転入生。静かで大人しい性格。消極的。
クラスになじめず、ひとりぼっち。
変わりたいと常々思っている。
備考:
・登場人物は何人増やしても大丈夫です。書きやすいようにどうぞ!
海底に沈んだ豪華客船での話
接客用AIを積んだロボットたちが沈んでもなお動いている。←防水だったため。
防水とはいえ海の中で永遠に動き続けられるわけでもなく、海水でエラーが発生し死に至る。
その中で彼らは今日も魚と戯れ踊りながら死を待つ。
#月子堂プロット交換会
テーマ「嫉妬」
彼氏が途切れたことはないが、仕事や趣味に希望が持てず日々ぼーっと暮らす A。
誰もがうらやむ美貌を持ち出世街道を邁進するが、趣味もなく、彼氏どころか人づきあいも
苦手な B。
たくさんの趣味を持ちコミュ力が高いが、仕事で事は都合よく使われ、今まで一度も彼氏が
できたことがない C。
3人の関係性は、同級生でも職場でもシェアハウス仲間でも特に話したことがなくても、な
んでも OK。
それぞれ優れたところがあるが、どうしても他人の良いところが目についてしまう、という
共通点がある。
3人の現状と、「嫉妬」による心境・行動の変化を描く。
メモ:
「嫉妬」に当たる英語には2つあって、「jealousy」と「envy」
通常イメージするのは「jealousy」の方。
「I'm Jealousy」だと「嫉妬する」になるが、
「I'm envy」には、「羨ましく思う」だけでなく、相手への賛辞にもなるそう。
(「うらやましく思う(ほどあなたは~○○だ)」という風に)
同じ嫉妬でも言葉の意味が違うように、人を貶めるためだけではない「嫉妬」の使い方があ
るといいなと思います。
※メモは参照までに。反映させなくても構いません。
プロット
mee 様
執筆
踊ぽるか 様
■鯉のぼりの帰郷(仮題)
ジャンル:ちょこっとファンタジー。すこし不思議なことの起こる村での「鯉」と少年の話。
舞台設定:数百年前の文化レベル。石作りの建物が多く、馬車はあるが蒸気やガスはまだエネルギー源になっていない。主人公が住むのは、観光地になりそうな遺跡もシンボルも文化もないただの村。ただし、11月の最後の1週間、この村には鯉と人とが押し寄せる。(和風寄せの設定としないと、「鯉のぼり」と衝突を起こすので、若干東洋風の雰囲気も漂わせるのがよいかと思います)
<キャラクター設定>
・十四歳の少年、紀里(きり・仮)は、まだ村にきて3か月の新参者。母親がひどく遠くの国へ旅に出かけることになり、3年の間、村に留め置かれることになった。もともとは母親と旅をしながら各地を巡っていたので見識は広いが、家族以外と長く一緒に過ごした経験に乏しいため他人とのコミュニケーションには多少の戸惑いがある。とはいえ冷淡だったり無愛想だったりするわけではなく、少しずつ町になじんできているところ。いわば転勤族なので故郷は知らない。変化に離れているが、3か月も同じ村にとどまったことはなかったため、なかなか慣れない。
・紀里の世話をする十七歳の少年、凍夜(とうや・仮)は、幼いころから鯉のぼりの村に住んでいる。紀里を預かることになった「山の家」で、紀里とともに11月の祭りの準備をしている。面倒見はいいが、すこしぼんやりしており説明の言葉が足りないところがある。
<ストーリー>
・紀里はもうすぐに迫った祭りに向け、巨大な白い布を洗濯していた。川の岸向かいに布を幾重にも渡して、出来上がった布のひだのなかで溜息をつく。仕事に一息つけて、自分を置いて一人気楽な旅へ出た母親のことを少し心配する(主人公の背景説明シーン)。まあでもぐちぐち考えていても仕方ないか、と立ち上がりふと空を見上げると、ばさばさと大きな布のはためく音、それと同時に、見上げると干していた白布の合間から無数の鯉のぼりが空を泳ぎ村へ向かうのが見えた。驚きぽかんと見上げるしかない紀里のもとに、凍夜が来て、「始まったね」という。この村では、1年に一度、11月の最終週に、鯉のぼりの帰郷が行われる。(序盤引きシーン)
・ほかの子どもはいま、町中でワイヤーの取り付け(別の仕事)を急いでいる。紀里と凍夜は二人だけで川から町に帰る。「しかし、どうして帰ってくるんでしょうね」という紀里に、凍夜は「そうだねえ、帰郷、とはいうけれど、別に布や糸の産地がここってわけでもないし」と笑う。「でも、帰ってくる場所がここだって分かっているんだよね。故郷はここだ、って呼ばれてるのがわかっているんだと思う」と。(紀里と凍夜の関係性描写&設定深堀りシーン)。この帰郷の大群を見に、この村へは一年のうちこの時期だけ、観光客が押し寄せる。それにあわせて祭りをやって、より客を引き込もうという試みが数年前から行われていた。
(以下、町中を歩きながら村設定の描写をしつつ、紀里と凍夜の会話シーンとする。
紀里の、故郷を持たない「さびしさ」をどこかでにじませつつ……)
<村設定(案程度なのでひとつかふたつぐらい書きやすいの使っていただければ)>
鯉のぼりが止まる用のワイヤーのようなものが、この村の家には必ずついている。これをつけておかなければ鯉が居場所争いをして危ないため。人間にとってはある意味災害にもなりえる鯉のぼりの「帰郷」行動。この鯉被害を最小限にとどめるため、村のなかには地道な努力のあとがたくさんある。鯉のぼりは全国各地から空を泳いでいっせいにこの村へ帰ってくる。付喪神的なものだが、100年たたない新米鯉のぼりもいる。鯉のぼりは人語は話さないが、なんとなくこちらの言うことを分かってくれる(犬ぐらいのかんじ)。鯉なので、多少気位が高いのもいる。紀里「でも、これじゃ全然空が見えないですね。せっかくの青空なのに、どこを見ても鯉、って感じで……」凍夜「鯉晴れって言い方をしたりもするよ。でも、この不思議な天気もすぐ終わる」
・村中がどこか浮かれた気分。一時的に人間よりも鯉のほうがずっと多いこの村で、紀里はなんとなく一人おいていかれたような気がした。
・祭りの日。最後の式典。戻ってきた鯉のぼりが全て入るほどの、大きな純白の布(序盤、紀里が洗っていた布)が空にはためいている。その中に、一匹、一匹と、すこしずつ鯉が入り、やがて白い布は巨大な金魚のようになっていく。あの布ってこういうふうに使うんですね、と驚く紀里。凍夜「うん、あの布があるところに、鯉のぼりは帰ってくるんだ」紀里「えっ、あの布に集まってくるんですか!」凍夜「そうだよ、だから大事な仕事なんだ。川で洗った白い布に呼ばれてーーって、言わなかったっけ?」最後に上から水がかけられる。滝のしぶきに負けず、鯉たちはうごめき続けている。白い布が水に濡れて色を薄くし、白が透けていく。夕暮れの赤をバックに、多数の鯉が、一匹の大きな龍のように、群居をなしていつまでもたなびいていた。
・紀里と凍夜はそれを見上げながら、歓声をあげる観光客たちを、すこし遠くの家の屋根から見ている。今日で祭りが終わり、明日からまた静かで変化のない日常に戻る。ふと、屋根の雨どいのつっぱりにひっかかっている小さな鯉のぼりを一匹見つけ、ほどいて離してやる。鯉はぐんぐんと白い布のほうへ、帰っていく。帰郷していく。明日、鯉がいなくなっても、紀里は今年も来年も、この町で暮らすのだ。来年も、まったく同じ龍を見るのだ。
<まとめ>
作品の特徴点:秋の鯉のぼり。感情の読めない付喪神のような鯉たち。少年二人のほのぼのかけあい。
テーマ:まだ村になじめず、また故郷も持たない少年が、「鯉のぼりの帰郷」をその手で完成させたときの、心のなかに小さな故郷を見つけたような気持ち。
<その他>
・(仮)のところは、好きに名称を決めていただいたり、内容を変更していただいてもかまいません。特に、主人公の名前は書かれる方の作風によって、カタカナだったり和名だったり、いろいろ揺らぎがありそうかなと思います。(仮、がついていないところも、ある程度ご自由に変更いただいて構いません……!)
・ちょうどこの短編の公開日ぐらいに、「鯉のぼりの帰郷」があるイメージです!少し肌寒いかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします。
プロット
踊ぽるか 様
執筆
飛龍さつき 様
登場人物
男子生徒…女子生徒の幼なじみ。竹を割ったような性格。緊張すると周りが見えなくなる節がある。自分で気づいていないが、女子生徒に恋心を抱いている。
女子生徒…男子生徒の幼なじみ。男子生徒が好きだが、内気でなかなかその思いを伝えられない。自覚はないが結構やきもち焼き。
※名前は自由に設定してもらって大丈夫です。
視点は彼女視点。時期は現代日本の学校、春頃の話。
序
同じ高校、同じクラスで過ごす男子生徒と女子生徒。男子生徒は高校に進学してから急にモテるようになり、常にクラスの女の子が誰か1人は側についているような状況。女子生徒はそれを見て、男子生徒が遠い存在のように感じてしまう。それと同時に、隣にいたのが自分自身でない事が寂しく思える。かといって割り込んで行けるほどの勇気も図々しさも持っていないので、ただ遠くで見つめるしかできない。
破
しかし男子生徒はクラスの女の子に全く興味がない様子。それどころか早く帰れと冷淡にあしらう。男子生徒自身もさっさと帰るのだろうと思いながらその様子を目で追う女子生徒。すると急に話しかけられて戸惑う。内容は「何故自分に対してよそよそしい態度をとるのか」だった。女子生徒は「そんなことない」とはぐらかすが、納得いかない様子の男子生徒は、彼女の腕を掴んで無理矢理教室から連れ出した。
急
着いた先は見慣れた河川敷だった。二人きりになった事で緊張しつつもどうにか会話を交わす女子生徒。しかし男子生徒が先程の質問をすると、やはり黙り込んでしまう。それを見た彼は、彼女の様子をサボテンに例え出す。時々人を寄せ付けない頑なな態度、そして笑った顔がサボテンの咲かせる花のようだと。柄にもない例えを出したせいか照れて黙りこくる男子生徒に対し、女子生徒は今がチャンスなのではないかと告白する決意を固めた。
【月子堂プロット交換会_プロット】
■タイトル:『ミルクパズル』
■あらすじ:ヒトにはそれぞれ、心に真っ白なパズルの 1 ピースを持っている。
私はそれを一つひとつ、集めるのが趣味だ。
カッチリとかみ合ったピース達は何を想うのだろうか?
■執筆される方へ:タイトル以外は改変可能です。
大変難しいかも知れませんが、楽しく執筆して頂ければ幸いです。
プロット
ぷよつー 様
執筆
流沢藍蓮 様
女子高生の主人公は中学生の弟の大事なものを壊してしまい、大喧嘩をしてしまってから口も利かなくなって一週間が経っていた。
そんなある日自室の机の上にあなたの欲しいものが手に入るノートというものが置かれてあった。
中を開くと、ほしいものを書けばある程度手に入ると書かれてある。アホらしいと思いつつ、毎日プリンが食べたいと書いた。
次の日、学校から帰ってくるとプリンがちょこんと置かれてある。その次の日も、そのまた次の日も。
もしやこれはケンカした弟が罪滅ぼしにやっているのではと思った主人公はそれなら遠慮はいらないよねと次々と中学生が叶えられそうな願いを一日一個書いていく。
毎日机の上にプリンとジュースが置かれる日々が続き、ある日主人公はライブのチケットがほしくなる。だが当選できる自信と財力がない。
なので叶うわけがないとわかっているがノートにチケットがほしいと書いてしまう。すると当選日から少しして机の上にチケットが二枚置かれていた。
その日から主人公は調子に乗って欲望をノートに書き連ねることになる。
友人とライブの帰り、テンションがあがりノートのことを話す。するとやめときなよ、そんなノート。怪しいよ、何見返り求められるかわかんないよと忠告される。
だが聞く耳を持たない主人公。欲望は果てしなく続いていき、何故そんなに最近欲しいものが手に入るのと何人かに聞かれてノートの事を話すと皆友人と同じ事を言う。
調子にのった生活をして半年、家に帰るとプリンと限定販売の黒蜜タピオカコーヒー、そしてノートが開かれた状態で置かれていた。
見るとそこには「お前がほしい」と書きなぐられていた。ぞっとして、弟がとうとう怒ったと思い慌てて弟の部屋をノックする。
だが弟とはあの日以来口をきいておらず、無視されるが強行突破で部屋に入る。そしてこれどういう意味!?と問い詰めるが弟は知らないよと答える。
どうしよう、助けて。ぞっとしてうろたえていると、渋々弟が何があったの?と聞いてくる。全部話すとバカじゃないの?自業自得じゃん、と言われる。
それに、俺って思ってたのに無理難題書いてたんでしょ?それなのに俺に助け求めるって筋違いじゃない?と突っぱねられるが主人公が泣き出す。
困った弟がまぁ、姉ちゃんの大事なアレを壊した俺も悪かったしな。と言ってとにかく、そのプリンとジュースを飲むなよと言われる。
そして日常会話をしながら立ち上がり姉の部屋を調べ始める。そして話しながらノートに盗聴器一杯仕込まれてると書き、会話を続けてという。
ノートに盗聴器仕込んで、毎日姉ちゃんに貢物を持ってきてたんだ。半年もだろ?そりゃそろそろ要求されるよ。と書かれ泣きそうになる。
確かに都合がよすぎる、でもそれでも見知らぬ誰かのものになんかなりたくないし、最悪殺されるかもしれない。
犯人は今まで登場してきた人物の誰か。謎の突然現れる人ではない。
友人、弟、忠告してきた人々。
ノートに何も書かなくなったのに、いまだに届けられるプリンとジュース。部屋のカギを変えても品物は届けられる。
警察には実際に何か起こらないと何もできないと突き放される。周りの人も弟以外自業自得だと助けてくれない。
犯人の目的は?お前がほしいとは一体お前の何がほしいのか?主人公の立ち位置?純潔?体の一部?人生?
とうとう攫われかけたり、電車に突き飛ばされたりと実害が始まるがいつも弟が偶然助けに来る。もはや誰も信じられない。
調子に乗ってすみませんでしたと毎日怯えて部屋に閉じこもる主人公。もう怖くて外に出られない。
だが恐怖のあまり忘れていた、この部屋は犯人のとってもっとも行為が及びやすい場所であることを。
今日学校どうしたの?と弟含め何人かに聞かれて返信をしていると精神的に疲れ果て、眠ってしまう。
目が覚める主人公、だが手足が動かない。猿轡を噛まされ、縛られていた。
「やっと起きた」
ベッドに座っている犯人を見て驚愕する。何故?という気持ちが強い。
「バカなお前なら、きっとこのノートを使うと思っていた、あぁ、お前がほしくてたまらない」
いつもと違う話し方、そして狂気に満ちた表情。語りだす犯人。
「さぁ、見返りを、お前の全てをもらおうか」
ボロボロになりつつも必死で逃げる主人公、意識が切れる寸前、主人公が送ったラインを見た誰かが警察と共に助けに来てくれたのが見えた。
目が覚めると、病院だった。警察と母がいた。
話をして、警察が帰り、母も電話してくるわと離れる。助かった、全て終わったのだとほっとする。
すると助けに来てくれた人が病室に入ってくる。ありがとうとお礼を言うと心配だったからとにこりと微笑む。
「だって、自分以外にお前を奪われたらいやだったから」
そう言ってぷすりと胸を刺す。驚いて何も言えない主人公。
「ライブのチケットや期間限定の商品を一人で用意できると思っていたの?本当おめでたいね」
「あの子の計画に気づいて、私たちが利用したの。だから、あの子は私たちの存在を知らない。自分が全て一人でやり始めたと思っているわ」
意識が消える寸前、弟が出入口にいた。
「言ったろ? 俺に助けを求めるのは筋違いだって」
犯人は一人じゃない、全員だったのだ。半年間、夢を見られて本望だろう、そう言って犯人たちは部屋を出ていった。
プロット交換会用プロット
『タイトル未定』
ジャンル……SF(少し不思議、の方。notホラー・ミステリ)
主人公……私(女性)。←名付けてもOK
ボロアパートに住む30代、伴侶なし。
起→アパートに響く赤ん坊の声。『私』は何をすることも出来ずに、ただ声が聞こえなくなるのを待つしかない。
承→近所で次々と赤ん坊が行方不明になるニュースを知る。隣の部屋に住む夫婦の奥さんが疲れた顔で帰宅する所に鉢合わせした。旦那さんの方は見たことがない。
転→アパートから赤ん坊の声が聞こえなくなる。同時に、突然隣の夫婦も突然いなくなる。赤ん坊がいなくなる事件再び。
結→夫婦が逮捕されるニュースを耳にする。自分の赤ん坊が無事でいてくれることに感謝しながら、ボロアパートを出ていく決意をした。
月子堂文芸部 プロット交換企画
作成者:六原 六子
・タイトル:おまかせ
・テーマ:海の天使
【内容】
海のゼウスとも呼ばれる海神・ポセイドンは、その機嫌一つで、世界が海に沈むと言われるほど世界的な影響力の強い神さまの一柱。と、いうのも若い頃の話で、四千年余を超えたあたりからは、人間たちの行いに関して寛大になりました。
古代ギリシア時代の終わり頃、地中海から太平洋の方へ移動。以降、太平洋の海底に「新海底都市(ニュー・アトランティス)」を築いて暮らしています。七つの海(七大洋)にポセイドンの血を引く息子・娘を王として君臨させ、平和を守っています。※ポセイドンの実子ではないです。
【新海底都市 ニュー・アトランティス】
太平洋の真ん中にある海底都市。首元にエラがついた人型の魚、魚人や下半身に美しい鱗をまとう人魚、それから海獣類が住む平和な街です。
中世の街(城塞都市)をモデルに設計され、二十メートルの高い城壁で囲われた街はまさに鉄壁。壁の素材は海底火山の灰で出来ているため、ちょっとやそっとじゃ崩れません。
東西に設けられた門だけが街の出入り口。住民たちは、居住証明書が発行されるので、街を出入りする際は門番に提示します。また、街へ一時的に入ってくる者に関しては、滞在証明書が必要。滞在は原則三ヶ月までとされています。
街の中央がポセイドンの住む宮殿(パレス)。以降、城に近い地区から三つに分かれています。宮殿の近くが一番賑わいかつ商業地区なので、富裕層が暮らしています。二区、三区(もっとカッコイイ言い方があったら、変更可です。)あたりは一般人が住むところ。昆布やワカメ、海ぶどうなどの海藻類を育てたり、小魚たちの大切な餌、プランクトンの養殖をやっています。
宮殿にはさまざまな役職を持った魚人、人魚、海獣類がいます。中でも花形と言われているのはポセイドンの鉾である「エナリオス」。三人の氷天使(ひてんし)と、その部下五人で構成される最強部隊。少人数ながら、その働きっぷりは見事なものです。
【エナリオス】
海神・ポセイドンに忠誠を誓うこの八人の天使たちは、実は元・天空の使い。全知全能の神かつ、ポセイドンの兄・ゼウスの使いです。
神への愛で赤く燃えていた羽が焼け落ち、海に沈んだ天使たちに「氷の翼」を与え、ポセイドンが蘇らせました。ポセイドンに対する忠誠と愛が深いほど、氷の翼は強度を増し、どんな激流にも負けない鋼の翼と化します。「氷天使」と呼ばれる三人は、ポセイドンの忠実なるしもべ。その部下五人は、「氷天使」たちに忠誠を誓い、力を分けてもらっています。
空から落ちてきた天使が、海につくのは稀なこと。大抵、翼が焼け落ちた時点で神の慈愛が発生して、光の粒となって葬らされます。ですから、エナリオスは水天使を含めて8人しかいません。
また、海の生物は二足歩行をしません。唯一人型に近い魚人も、足首から下が水かきになっていて、立つことができません。エナリオスだけが、人の形を持ってもなお、深海で暮らすことができます。
【氷天使(ひてんし)】
新海底都市には、三人の氷天使がいます。
・コーラル……愛と調和の天使。一番美しい氷の翼を持つ。羽は光の加減でサンゴ色になる。
・クシフィアス……勝利の天使。小ぶりな翼はスピードに特化していて、二日で地球の裏側まで行く。
・ヘリドノ……知識の天使。治癒に特化していて、頭上に輝く輪はなんと二輪。
この三人の天使とその部下たちが、新海底都市の治安を守っています。
氷天使は、ポセイドンの三叉鉾で胸を貫かれて、氷の翼を手に入れることでなれる。つまり、コーラル、クシフィアス、ヘリドノはすでに「死んだ天使」という意味です。
【氷天使の部下 水天使(みずてんし)】
泡の翼を持つ天使たちです。氷天使たちの力を借りて海を駆けます。泡の翼なので、非戦闘時は翼を出さないようにしています。緊急時に水の泡を集めて翼にします。普段は、氷天使たちの身の回りの世話をしています。一番水天使を抱えているのは、コーラルです。
ところで、いくら海底とはいえ、海の中で翼をバサバサはためかせたら表面が大しけになります。ので、海の天使たちは滑空状態で移動します。空の天使たちが気流に乗るなら、海の天使たちは水流に乗る感じです。そのため、羽は水の抵抗を抑えるために小ぶり。クシフィアスはさらに小ぶりです。
【四人目の氷天使】
氷天使は、空から翼を燃やしながら落ちてきた天使を、ポセイドンが氷の翼を与えて作られたもの。そう滅多に落ちてくるものではありません。水天使たちは、ポセイドンの妻・アムピトリテの小間使いに作ったものです。ので、ほぼ戦力外。対する氷天使は、ポセイドンの兄・ゼウスが鍛えた元・最強の天使たちです。翼が焼け落ちる時、記憶も一緒に消えてしまうのですが(死ぬわけだから)、三叉鉾で肉体が腐る前に貫くことで本能は残すことができます。コーラルたちは、そのおかげで海底最強の天使でいられます。
物語は、四人目の氷天使が生まれるところから始まります。
細工職人のダイタロスの息子、イカロス。蝋でできた翼をまとい、太陽に近づいた愚かな「人間」です。燃えながら落ちてくるイカロスを、ポセイドンは高位な熾天使が落ちてきたと思い込み、その身を水面で三叉鉾で貫きます。
あ、しまった~。こいつは人間だ! と思い、イカロスの亡骸を投げ捨てようとしたとき、彼の背中から大きな氷の翼が生えてきます。
水の抵抗を受けないために翼は小さくなければならない。イカロスの背中の翼は一六八センチの身体をすっぽりと覆うほどの大きさでした。
ところで、羽は「鱗」でできています。水天使なら、泡の鱗。氷天使なら氷の鱗です。
・登場人物
ポセイドン
昔はやんちゃ(かなり)でしたが、今は穏やかになりました。彫刻や絵画で見るポセイドンは、ひげを生やした大男ですが、実際の彼は子どもの姿をしています。子どもって神様みたいだよね。そういうことで、ショタ海神さまをよろしくお願いいたします。できれば、兄のゼウスは美青年。
・アムピトリテ
ポセイドンの奥様。とても美人ですが、夫であるポセイドンの事が大嫌い。気持ちの悪い海獣を飼い、離宮で暮らしています。滅多に出てこないですが、たまにウミガメが地上に向かって泳いでいくのを見るそうです。
・コーラル(エナリオス・氷天使)
愛と調和の天使。桃色の髪の毛はゆるふわ系で、女性的です。※天使には性別がありません。
性格はやや潔癖。綺麗なものが大好きで、汚いものは大嫌い。争いごとはできればしたくないが、するとなったら容赦はしない。
武器は弓です。部下の水天使たちはみんな美形。イカロスの事を気にかけるなど、優しい性格をしています。
性格もふわふわしすぎて、クシフィアスにすごく心配されている。
・クシフィアス(エナリオス・氷天使)
勝利の天使。短い金髪で、男性的です。
性格は豪快。細かいことは気にしない。争いごとがあれば、優れた機動力を生かして飛んでいきます。
武器は双剣。氷天使の中では一番強いです。部下を持っていなかったせいで、イカロスの教育係になります。
・ヘリドノ(エナリオス・氷天使)
銀の髪を持つ天使。直毛で、中性的です。眼鏡をかけています。
性格は静か。唯一他の天使たちの治癒ができるため、宮殿から出ないです。自分は治癒できないので。
戦いになると、その身はポセイドンにも守られるという貴重な天使です。
イカロスのことが気になるけど、コミュ力が低すぎて話しかけられないでいます。
・イカロス
父・ダイタロスが作った蝋の翼をまとい、太陽に近づきすぎた人間の青年。ポセイドンの気まぐれで氷天使にされました。
一六八センチの身体をすっぽりと覆う大きな翼が特徴で、強度も最高クラスです。大きすぎて海を駆けるには不向き。羽ばたきは津波を呼ぶほど。海を縦横無尽に駆けるのは、まだまだ時間がかかりそうです。
人間時代は狩りで生活をしていたため、弓や短剣などの扱いが上手い。けど、剣は使えません。
栗毛色でやや天パ。クシフィアス指導の下、ポセイドン様を守るため武器の扱いや、羽の使い方を学んでいます。
天使同士では、基本的に争いをしません。ただ、悪びれる様子もなくサラリと毒を吐きます。都度、人間(と書いて常識と読む)であったイカロスがツッコミを入れていくスタイルです。
ハイファンタジーなので、別の国と仲良くしてもいいかもですね。新海底都市は、ゼウスが作った桃源郷とハデスが納める地獄があります。神話上、ゼウス、ポセイドン、ハデスは三兄弟設定ですが、ゼウスとハデスは双子だと嬉しいです。二卵性双生児で、むしろ腹違いの兄弟なんじゃないかってくらい、性格は正反対で喧嘩ばかりしています。あまり喧嘩しすぎると、ポセイドンが大洪水を起こすからほどほどにしています。
ハデスには、絶世の美青年である悪魔・ルシファーが居ます。ルシファーは元々、ゼウスの元にいた天使で、ゼウス親衛隊隊長のミカエルのお兄さんです。ルシファーはミカエル大好き元・天使ですが、ミカエルは裏切った兄の事が大嫌いです。視界に入るとよく赤く燃える剣で刺して何度も殺しています。(悪魔は死にません)
ゼウス親衛隊は、ミカエル、ガブリエル、ラファエルの三大天使が使えています。その下には幾千の天使たちがいます。
【プロット交換会 プロット】
「村の近くにある虹の谷には、不思議な竜が住んでいる」
その村にはそんな伝説があった。
その村にやってきたよそ者の少年は、
その村に昔から住んでいる二人の仲間と一緒に、伝説を確かめるために虹の谷の底へ降りていく。
その先で出会ったのは虹色の髪と虹色の瞳をした青年だった。竜はそこにいなかったが。
直感的に、少年は悟る。目の前の人物こそが、虹の竜だと。
謎の青年は、どうしてここに来たのかと少年に問い、少年は好奇心で来たのだと素直に答える。
青年はその後少年たちとしばらくおしゃべりを楽しんだ後、「贈り物」をしようと提案し、
その身を美しい虹の竜の姿へと変える。
竜は少年たちを自分の広い背中に乗せると、広い世界を見せてやった。それこそが「贈り物」。
最後、竜は少年たちを地上に帰すと、もう二度と来てはいけない、みたいなことを言って別れ、谷の底へ消えていく。
その数日後、少年たちは竜が亡くなったことを知ったのだった……。
少年と少女、そして伝説の存在の織り成す小さな冒険譚。
【タイトル】
(未定)
【テーマ】
喧嘩するほど、仲がいい。
【題材】
【キャラクター】
〇アカツキ
5人のリーダー。男性。
ジョブは勇者で幅広の両手剣を使う。一人称はオレ、相手は呼び捨て。
赤髪の短髪でツンツン頭(本人は炎のイメージでセットしているらしい)。
アホの子である。
リーダーシップがある、と本人は思い込んでいるが、考え無しに突っ走る彼を他のメンバーが尻拭いをいているだけである。
人の感情には無頓着。「どんなときも楽しく」が信条で5人での旅を一番楽しんでいる。
チートスキルは「絶闘炎人」。
感情が昂って閾値を超えると、全身が炎となって物理攻撃を無効化し、消えることのない炎を自在に操ることができる。空も飛べる。
〇ハルト
チームの最年長。男性。
ジョブは武闘家で武器はナックルガード。一人称は俺。相手は呼び捨てだが女性にはちゃん付け。
青髪のボウズ頭。はちまきを装備。
チームのムードメーカーで大体いつもお茶らけている。料理が得意。
転生前は妻に愛想をつかされ子供と共に逃げられたオジサン。
現世に帰っても前の暮らしに戻るだけなので、本当は帰りたくないと思っている。
チートスキルは「看破」。相手の物理的・精神的弱点を見抜く。
ただしそれを使うためには1回ごとに寒いギャグを言わなければならない代償を背負っている(代償そのものが「寒波で看破」という寒いギャグである)。
〇ミキ
チームのパワー担当。女性。
ジョブは司祭で武器は本。
本に書かれた『聖なる言葉』を唱えることで回復や味方の強化を行うジョブだが、彼女は本を鈍器として使っていて言葉を唱えることはほとんどない。
一人称は私、相手は君付け、年上(ハルト)はさん付け。
金髪の長髪ストレート。僧衣を着用しているが、動きやすいように脇回り膝回りが改造されている。
チーム内でのあだ名は「ゴリラ」。怪力で敵を許さないが、心優しい一面ももっていることから付けられた褒め言葉である。
本当はアカツキことが好き。転生の度に告白しようとして日和ってしまっている。
転生を繰り返すことでチャンスが巡ってくるので本当は旅を終わらせたくないと思っている。
チートスキルは「重力制御」。物を持ち上げるときに重力を制御して軽く持ち上げ、落とすときに重くして衝撃を高める使い方をする。
〇ショータ
チームの最年少。男性。
ジョブはアサシンで投擲武器を使う。一人称は僕で相手はさん付け。
緑髪の短髪。礼儀正しく、品行方正。ですますで話す。
5人の中ではチームワークを重んじる傾向にある。
ぼそぼそとしか喋らない姉クロナの言葉を正確に伝達できるのは彼だけである。
口では姉のことをめんどくさいと言っているが、たまに姉らしいところを見せてくれるので離れられない。
帰還はしたいが姉を一人置いていくのも心配だと思っている。
チートスキルは「フルステルス」。姿を消して行動できる。
これは見えなくなるものではなく認識できなくなるもので、本来は忘却術であったが姉の助言でこういう使い方ができるようになった。
〇クロナ
チームの知識担当。女性。
ジョブは黒魔道士で武器は魔法の杖。
一人称はボクで相手のことは名前で呼ばずに「お前」と呼ぶ。弟のショータだけはショーくんと呼ぶ。
黒の長髪を団子にまとめている(その上から大きな三角帽子を被って隠している)。
全身を包むローブを纏っていて、手だけを出すスリットが空いていて中は見せない。
喋るときは目を合わせず、10メートル走るとへばる。コミュ障で虚弱体質。「私は頭脳担当だから」が口癖。
弟から自立したいと言っているが、実際それが無理であることを彼女自身は知っている。
チートスキルは「超暗記」。このスキルで魔導書10万冊分を暗記した。
弟の忘却術とはちょうど真逆の能力である。
〇妖精
体長10センチ程の、二対の翅を持った妖精。
見た目は金髪幼女で可愛らしいが、金切り声のような高音で喋るため耳元で騒がれるとウルサイ。
人間より感情が豊か、というよりアップダウンが激しい。5人の旅をナビゲートし、帰還者を見極めるのが役目である。
【あらすじ】
視界を埋め尽くす魔王の軍勢の前に、5人の冒険者パーティが立ちはだかった。
ナビゲーターとなる妖精が死を覚悟する中、5人は今日の夕飯当番を誰にすべきか口論をしていた。
何を隠そう、5人の冒険者は全員が異世界転生者で、全員がチートスキルを所持している。
この世界を支配する魔王にトドメを指した転生者一人が元の世界に帰還できる、という妖精の言葉を信じ、彼らはここまでやってきたのだ。
戦いが始まる。
それぞれに名乗りを上げ、魔物の群れを殲滅していく5人。
討伐数も横並び、決着のつかないまま魔王の部屋の前まで猛進撃をしていく。
ついに姿を見せる魔王。魔王は5箇所ある急所を同時に攻撃しなければ倒せないと自らの弱点を明かす。
だが5人はいとも簡単に呼吸を合わせ、魔王を一撃で葬る。
魔王が倒され、世界が救われた。
神によって崩壊していく魔王城から異空間に召喚された5人は、誰が魔王を倒すのに一番貢献したかの議論を始める。しかし5人全員が自分こそ、と思っていて全く結論が出ない。
またか、と呆れる神に、5人は新しい世界に送ってくれという。
次の世界で、誰が一番か決着をつけたいと言うのだ。5人はまた、別の世界へ転生させられる。
この5人は、何度も転生して新たな世界で決着を付けたいといい、何度も決着がつかないまま世界救済を繰り返しているのだ。