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シチュエーションボイス おっさん×励まし

こちらはVtuberの裴叉界陽山さんに提供した台本です。

動画はこちら

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配役 

所要時間 ~
 


登場人物
おっさん 

 酒が好きなおっさん。励ましてくれる。
 


あらすじ

恋人にフラれた帰りに居酒屋へ行く。

そこで偶然出会ったおっさんに、慰めてもらったり励ましてもらった。


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【居酒屋・夜】


 カウンターにて。
 隣に座ろうとして、声を掛ける。


おっさん「隣、いいか?

     あ、生一つ(店員に向かって)」


 ビール待ち。
 運ばれてくる。


おっさん「はーい、どうも(店員に向かって)」


 ビールを飲む。


おっさん「ごくごくごく……ぷはっ

     はぁーうめえ~」


 隣の人が落ち込んでいるのに気が付く。


おっさん「……ん? どうしたよ、姉ちゃん。辛気臭い顔して。
     そうか? まぁ、何でもないならいいけどよ。何でもなくねぇだろ? その顔は。

     ここで会ったのも何かの縁だ。
     この見知らぬおっさんに話してみろよ。

     案外、知らない相手の方が後腐れないもんだぜ」


 事情を聞く。


おっさん「ほーう? なるほどな。
     つまり姉ちゃんは恋人に振られちまった、と。

     見る目のねぇ男だな、そいつは。

     俺ならこんなに綺麗な姉ちゃんほっとけねぇけどな。
     ってこれ、セクハラになるか……?

     まぁでも、こんなに落ち込んでくれる程想ってくれるようなヒトを振ったのは、もったいねぇよな」


 酒を手に持つ。


おっさん「で、どうするよ。ヤケ酒なら付き合うぜ?

     大丈夫だって。
     ちゃんとタクシー呼んでやっから。

     ここで俺に全部吐き出して、飲んで忘れりゃあいいんだよ。
     そんな男のことなんてな」


 彼女がぐいっと酒を飲む。


おっさん「お、いくねぇ~。

     姉ちゃんがスッキリするっていうんなら、愚痴でも何でも聞いてやっから。
     ほら、話してみ」


 彼女が愚痴りはじめる。


おっさん「うん。そうだな」

 間

 

おっさん「それは確かに納得いかねぇな」

 

 間

 

おっさん「おうおう、最低な奴だな」


 間


おっさん「……でも、そんな奴でも、好きだったんだな。

     ふっ、気付いてねぇのか? 泣いてる」


 彼女の涙を拭う。


おっさん「隠すこたねぇよ。思いきり泣け。
     付き合ってやるって言ったろ?


     ……あぁ。辛かったな。よしよし。

     大丈夫だ。
     今日は思いきり落ち込んで、明日から元気を出したらいい。

     ここまで来たらあとは幸せになるだけだろ?


     次また会えたら、今度は楽しく飲もうぜ。約束な」

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